2011,09,10, Saturday
木の脆性
脆性の意味をネットで調べてみたら
『物体が外力を受けた時に、あまり変形しないうちに破壊する性質。脆さ。』
欠点からの木の割裂破壊
今年の木造塾
梁の鉛直支持に関する強度試験
単純に木材に上から荷重をかける試験
その割裂破壊状態を
木材は、コンクリートと同様あまり変形しないで破壊する材料特性
唯一の違いは、
木材は自然の産物でコンクリートは人が造り出す物。
木材は、自然相手の材料なので欠点ありきで当然
しかし、その欠点ありきの材強度安全率を過信してはいけない。
大きな荷重(応力)の掛かる部分に欠点があると恐いものがある。
木材は、柔らかいイメージを持たれる方も多いと思われるが、材自体は脆い。
この柔らかいイメージは、めり込みによる変形が大きく
加力が無くなるとある程度復元する特性がそうさせているのでないかと思う。
この両者の特性と木材という材料を生かした架構を考慮しなければ
本来の架構ではないと思う。
それは、机上の安全を満足すれば良いだけの話ではないことは確かである。
自戒を込めて・・・
| 建事一考 | 11:00 PM | comments (0) | trackback (0) |
コメント
コメントする
トラックバックURL
http://www.arc-kei.com/blog/tb.php?79